先日某アイドルグループのライブにスタイリストとして行って来ました。
ライブやショーなどのイベントの裏方はとても大変です。
イベントでは早着替えがメインになることも多いので、スタイリストもヘアメイクもゆっくりしている暇はありません…。
今回はコンサートでのスタイリストの仕事についてお話したいと思います。
準備
コンサート当日のスタイリストの仕事は、一言でいうと着替えのお手伝いです。
出演者さんがパフォーマンスを出し切れるよう、裏方の私たちは、とにかくスムーズな衣装チェンジに協力します。気をつかいつつもテキパキと仕事をこなすことが大切です。
まずは、余裕をもって衣装の準備ができるよう、スケジュールをしっかりと確認しておきます。
次に、衣装に汚れがないか、破れたり、ほつれたりしていないかも確認しておきます。アクセサリーや小物も、忘れずに確認しましょう。
万一に備えて、糸と針を持ち歩き、すぐに修繕できるようにしましょう。布用のテープがあれば応急処置することもできます。
衣装チェンジ
コンサートが始まると、次に着替える衣装をハンガーから外し、着替えやすいように整えていきます。
衣装チェンジの時間は限られていますので、とにかくスムーズに着替えられるようにします。
出演者さんは、出番が終わると衣装のチェンジに急いでやってきますので、衣装を脱ぎやすいように、着ている衣装のファスナーを開けていきます。
出演者が大勢いるときは、脱ぎに来た方から順次対応していくようにします。
衣装が脱げた方に次の衣装を渡し、着替えてもらいます。
着替えの最中に、衣装のファスナーをどんどん上げていきます。そして、アクセサリー、衣装の着忘れがないかを確認していきます。
最後に見栄え、フィット感を確認し、必要に応じて微調整します。
この間、ヘアメイクさんは、ヘアアクセをしっかりと止めていきます。付ける位置が決まっている場合もあるので、注意が必要です。また、ヘア、メイクのお直しも迅速に対応します。
片付け
バタバタの着替えが終わり、出演者さんが衣装部屋から出て行くと、直ぐに脱ぎ終わった衣装を片付けます。
脱ぎ散らかっているので、衣装が他の人のものと混ざらないように注意して、ハンガーにかけていきます。
アクセサリーや似ている衣装がある時は、混ざらないように特に気を付けなければいけません。
現場によっては、衣装やアクセサリーにラベルやタグをつけて整理する場合もあります。
表から見ていると、裏のバタバタとした雰囲気は微塵も感じませんよね。
イベント系はもちろんですが、CM撮影や広告撮影でも表と裏は大違いです。裏方を見られるこの仕事は、本当にやりがいがあって楽しいと思います。
皆さんも、いろいろな仕事に挑戦して、さまざまな経験を積んでくださいね。
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